So-net無料ブログ作成
検索選択

任侠ヘルパー 7話 [任侠ヘルパー]

シングル介護が追いつめられていく話。

同じ状況で逃げた羽鳥のスキャンダルに胸を痛める涼太が同時進行で描かれる構成になっており、今回も複数のエピソードを重ねる形で奥行きを演出してる。
また、「母を捨てる」という意識に対して、「捨てられた」彦一が対応していく。息詰まるほどの濃厚な親子関係は、彦一が決して得られなかった夢でもある。彦一の夢は夢でしかない。理想の任侠が夢でしかないように。それでも、彦一は彼らに夢を見る。


訪問看護に頼んで出かける初美。母・孝枝は厳しいが生徒には慕われ、校長まで務めた女性。しかし、ヘルパーに敵意をむき出し。晴菜は、態度悪~な彦一をしかりつけながら必死にフォローするが、彦一は「てめえの世話なんかしたくねーよ。嫌ならヘルパー頼むなよ!!」である。
初美に依存しまくってる孝枝。初枝は、もともとの真面目すぎる性格もあって、同級生にも、優しく声をかけてくれる滝本(小市さんなので、ちょっと裏があるんじゃ?と思ってしまう)にも、気後れしてしまう。
でも、初美はとてもやさしい子なのである。母に「おむつを我慢してくれてありがとう」と言えるのである。

そんな初見は、タイヨウに仕出ししてる会社で働いていて、配達にやってくる。しかし、彼女は勤務中も母に呼び出されることが多く、遅れやミスがでてしまう。そのギリギリに、ヤバさを感じる彦一。危機に関する動物の勘は、それなりに修羅場をくぐってる彦一は敏感である。初美に、「あんたのせいで迷惑してる」と苦情を言いつつ、「自殺されちゃ、夢見が悪い。介護が必要なのはあんたに見える」と声をかける。しかし、父の介護をやりきった母を尊敬してる初美は、意地でも一人で面倒をみる気なのである。

初美は、勤務態度のせいで首になってしまう。そんななか、滝本に食事に誘われる。この二人の恋は、ホントにささいなシーンが良いです。電話するとき、ベッドでリラックスして長電話体制になる初美とか、高級そうな店に気後れする初美に合わせてジャケットを脱ぐ滝本など・・・。
が、母から何度も電話があって、心配になって中座してしまう。必死に走って帰ってみたら「リモコンがない・・・」。みつかって「馬鹿みたい」な母に、きれてしまう初美。おもわず包丁を持ち出してしまう。
しかし、初美クビから「ヤバイ」気配を感じた彦一は、麻雀にも行かずに初美宅を訪問。包丁を持った初美と対峙することに。目がほとんど見えない孝枝は事態に気が付いていない。気が付かせたくないから、彦一は声を出さない。素人の女相手じゃ、彦一に勝てるわけはない。しかし、包丁を取ろうとした瞬間、初美は包丁を押し出してしまう。とっさに包丁を手づかみ!の彦一。痛い~。でも、「血」がでることで初美は目が覚めた・・・。それでも、声を出さない彦一。
「親の前で良い子で居たい」気持ちは分かるのである。彦一も、母に極道であることを隠して生きる男だから・・・。しかし、それでダメになることもあるんである。
そして、まだ「自分で介護する」ことに拘る初美に、「しばらくうちでで預かるから。そんなに良い娘で居たいか?自分の人生棒に振るのか?」と言い渡す。ま、孝枝は少し娘と離れる必要があるだろう。

入居してもワガママ三昧な孝枝。面倒なので涼太を差し出す彦一。しかし、元教師の孝枝は「子供」を見ることでシャンとします。嫌われてるから、こんなところに捨てられたと思ってる孝枝に、「先生は嫌い?先生の子供はダメな子なの?」と、母をすてた母をかさねて尋ねる涼太。

そして、「あんたの娘は良い生徒だけど、卒業させないと。いい年して生徒じゃ辛いだろ?」と声をかける。彦一は、どう考えても「ダメ生徒」っつーか、不良だったろう。しかし、教師は悪い子ほどカワイイんである。訪問看護を受け入れて、彦一を指名してくる孝枝さん。きっと、激しく口うるさく、彦一はしつけを受けることになると思う。それは、彦一に引け目のある実母「さくら」にはできない役目なのかもしれない。
少し軟化した孝枝を、並んで見るリコと彦一がなんとなく夫婦のように見えた。この二人は、やはりベースに似通ったものを持っている気がします。

初美は「たまにはふらふらしても」という滝本の言葉に救われる。偶然に見た花火が、疲れ切った彼女の緊張の糸をほどく。

一方で、「母をすてた」羽鳥のことがスキャンダルに。羽鳥は、スキャンダルよりも病気の進行がヤバイ。必死に日々の行動をメモして、記憶をとどめようとする。

あいかわらずニンジン嫌いの彦一さんに、「注目が集まると素性がばれるし、そろそろ潮時だ」という六車君。しかし、彦一は羽鳥スキャンダルに胸を痛める涼太を、大人の話から遠ざけようと無理矢理引きずり出します。彦一が変わってしまたと思う五郎ですが、これまで組のものたちに配っていた優しさが涼太にも向きだしたってだけな気もします。ま、弟分としてまとわりついてた五郎ちゃんは寂しいんだろうけど・・・。寂しい五郎は、彦一の肩を揉んでしまったりして・・・。
彦一さん、涼太にジュースたかってる一方で、「しょぼくれた顔してもかわんねえぞ」なんて優しいことをいい、文句言いつつもジジイの面倒をみる彦一です。この幅が人を引き付けるのか・・・。

彦一さん、今回は120円でジュース買える!なのに出てこなくてガックリ。直後のリコが普通にジュース買ったのを見て二度見したのは面白かった。
涼太はヘルパーとして手伝いだします。彦一とおなじ衣装でも、涼太は可愛くてメッチャ人気者である。確かに、私も涼太>>彦一だな。

涼太は、母の手帳をみて、その緻密なメモから何かを感じ取ります。おばあちゃんが嫌いだった?と聞いてみる涼太。「大好きだったけど、ママは悪い子だったから」と寂しそうな羽鳥。
羽鳥は、母の13回忌に叔母から招待されて出向く。親戚は「捨てたくせに」というが、羽鳥は「オジサンが寝たきりになったら内で面倒見る。料金は勉強します」と言い捨てる。気を張ってないと崩れそうである。
涼太がヘルパーの仕事を手伝うのを見て、「強くなった」と感じる。しかし、病気のことを話すのは躊躇われる。「分からなくなったら」という恐怖。彼女は、その時の「捨てられた」という意識、そして「捨てることになる」と恐怖。
非常に緊密な親子関係が二つ提示され、病気で意思疎通が出来なくなる羽鳥親子。母に心配かけまいと色々なことを隠し溝が出来てしまう初美親子。さらに「長い時」が越えられない壁となってしまった彦一親子。

さて、次回に続く!なパート中で、彦一はじいさんばあさんに誕生日を祝われる。「極道が誕生パーティやってんじゃねー!(一話)からすると、彦一は極道から少し離れてきてしまっている。それを複雑な思いで見る任侠ヘルパーの面々。幹部を争っているハズだが、基本的に彼らは「組」という家族であり、外敵だらけのこの場所では、より強く結束する環境が整えられている。彦一は、タイヨウのことを「家族」と認識して、ヤクザ組といっしょくたに扱っているわけですが、一般社会と極道社会は「混ぜるな危険!!」である。
その問題が、鷲頭登場で次回クローズアップ!!


あらすじ↓(公式から)
翼彦一(草剛)は、美空晴菜(仲里依紗)とともに、長岡孝江(江波杏子)の自宅で訪問介護を行っていた。孝江の娘・初美(西田尚美)の依頼で来たのだが、白内障で視力がきかず気難しい孝江は彦一らの対応が気に入らず文句ばかり。そんな孝江の態度に、彦一も辟易とする。

夜になり、同窓会に出かけていた初美が戻ると、孝江は彦一らに酷い目に遭わされた、とさんざん文句を言う。それを聞いた初美は、もうヘルパーを頼んだりはしない、と約束する。

「タイヨウ」に戻った晴菜は、孝江の件をと和泉零次(山本裕典)に報告。園崎らは、かつて中学の校長をしていたこともありプライドの高い孝江の面倒を、初美がひとりでみていることを憂慮する。そんなところへ、二本橋賢吾(宇梶剛士)が来て、ホールに利用者の家族が来ていると告げる。家族らは、あんな記事が出て大丈夫なのか、と羽鳥晶(夏川結衣)が表紙になっている雑誌を指差す。そこには、晶に母親殺しの過去――認知症の母を捨てて男と逃亡。そのせいで母は死んだ――との衝撃的な記事が書かれていた。この記事が発端となり、ネット上での批判や、フランチャイズの契約解除を希望する声があがるなど、「ハートフルバード」への誹謗、中傷が広がっていく。四方木りこ(黒木メイサ)、鷹山三樹矢(薮宏太)、黒沢五郎(五十嵐隼士)、六車雅人(夕輝壽太)ら“任侠ヘルパー”は、このスキャンダルの余波で自分たちの正体がバレてしまうかもしれないと不安を隠せない。そんな中、涼太(加藤清史郎)が夏休みの間、「タイヨウ」で手伝いをすることになり、健気に働くその姿が利用者の癒し的な存在となっていく。

一方、初美は介護と弁当の配達の仕事をなんとか両立させていたが、それも限界を迎える。初美の部屋に練炭と睡眠薬があったことから、彦一は、ひとりですべてを背負おうとしている初美を心配し声をかけるが、ヘルパーに頼む気はないと拒絶されてしまう。

そんな折、仕事での不手際が続き、初美はクビになってしまう。初美が勤めていた弁当店は「タイヨウ」も利用していた店で、社長(不破万作)から初美を解雇したと聞いた彦一は、複雑な気持ちになる。

その頃、初美は同窓会で再会し連絡をくれた滝本誠一(小市慢太郎)と食事をしていた。思い切って滝本の誘いに応じてみたものの、初美は孝江のことが頭から離れない。実際、食事中も孝江から何度も何度も携帯に着信があった。食事を中座した初美は、急いで自宅へ戻る。息を切らせて家に入り孝江を呼ぶと、孝江は、テレビのリモコンが見当たらないと文句を言う。自分は、たったそれだけのために呼び戻されたのか――ついに、初美の思いが爆発する。見つけたリモコンを孝江に投げつけるが、それでも初美の気持ちは収まらず、台所から包丁を持ち出すと孝江に向かい始める。娘の突然の豹変に、孝江はおびえて床に座ったままなす術がない。

そこへ、彦一が駆け込んできた。初美はとっさに彦一に向かい包丁を構え、気づくと包丁を突き出していた。それを素手で受け止めた彦一は、事態を孝江に気づかれないよう無言のまま、「しゃべるな」とばかりに初美に向かい首を横に振る。切られた右手からは、血が滴り落ちていた。やがて、連絡を受けたりこと晴菜がやってきて、りこは彦一の手当てを、晴菜は孝江の世話をする。初美は自分がしてしまったことを詫びつつも、孝江にはこのことを話さないでほしいと頼む。すると、彦一は、明日から孝江を「タイヨウ」で預かると告げる。初美がそれを拒むと、このまま自分の人生を棒に振るのか、と凄んでみせた。緊張の糸が切れた初美は、孝江と心中することまで考えていたと涙ながらに明かす。

後日、孝江は1週間のショートステイで「タイヨウ」にやってくるが、すべてが気に入らずヘルパーらに当り散らす。それを見た初美は気が気ではないが、手を差し伸べることを彦一に止められる。そんななか、彦一は孝江の部屋に涼太をやる。自分はヘルパーだと名乗る涼太に、孝江は少しずつ心を開いていく。

その頃、初美は職探しを始めるが、孝江の介護のことを話したとたん断られてしまう。さらに、自宅にやってきた滝本を、母親が施設にいるのに自分だけフラフラすることはできないから、と追い返してしまう。

そんななか、孝江の部屋を訪ねた彦一は、あんなに懸命に親の面倒を見る生徒がいて、あんたは立派な先生だ、と声をかける。さらに、40歳を過ぎても生徒のままでは、先生も生徒もたまらないだろう、そろそろ娘を卒業させてやったらどうだ、と言葉を続ける。孝江は、それを静かに聞いていた。その後、孝江はそれまで拒んでいたヘルパーの助けを借りて、食事をとり始める。そんな孝江を、彦一とりこが見ていた。

同じ頃、自分を取り戻そうと決意した初美は、自殺用に持っていた練炭と睡眠薬をゴミ捨て場に捨てる。

1週間の滞在を終えた孝江が自宅に戻り、長岡家ではまた通常通りの生活が始まった。しかし、これからは必要に応じてヘルパーが手伝いに行くことができる。孝江は、その際は、彦一に来てほしいと指名までしてきた。

その日の夜、「ハートフルバード」の片隅で、人目を避けて誰かと電話をする晶の秘書・日野弥生(中別府葵)の姿があった。電話の相手に晶の病名を告げ、「機は熟した」と話す弥生。

その頃、怪しい男たちを乗せた黒塗りの車が「タイヨウ」の前で停まった。男たちは、窓を開け施設をうかがい見ていた。

一方の彦一は、涼太に手を引かれホールにやってくる。そこには、彦一の誕生日を祝おうと、職員たちだけでなく、利用者までが集まっていた。ケーキを差し出され、ローソクを吹き消せ、と迫られる彦一。嫌々ながらも、一息でそれを吹き消し……。
nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 1

akira

TITLE: ちょっと追記
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
ちょっと追記を。
このドラマ「介護」「組」をあつかいつつも、家族とは何か?社会とは何か?を描くのが主目的のように思います。
介護や看護や教育といった分野は、結局は社会の縮図であり、社会的弱者が関わっていることで社会の問題がより如実に現れる場所なんですよね。
で、ヤクザというのは、一般社会からこぼれてしまった人が作り上げた社会であり、このもう一つの社会でも「介護の現場と同じようなことが起こる」ことを見せることで、「介護の現場の問題と言うのは、ここだけの問題ではない」という普遍性を示しているように思います。
上手い構造ですよね。
今回も、夏夫さんと涼太の下手な字とか、色んなところで「同じこと」がちりばめられていて、そのリンクを見て行くだけでもとっても深いドラマになると思います。
by akira (2009-08-30 18:54) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この記事のトラックバックURL:
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

関連リンク

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。